耳鼻科の病気について

においがしない

臭覚異常

嗅覚障害(においがしない。)の治療に漢方と嗅覚刺激療法を組み合わせた治療を始めました。

 

「においがしない。」または「においが弱い。」症状は、コロナ感染の後の症状として有名ですが、通常の風邪の後などに起きることもあります。
また慢性副鼻腔炎(蓄膿症)が原因のこともあります。

 

今まで、嗅覚障害(においがしない。)の治療は、ステロイドの点鼻治療、または内服治療が主でしたが、1ヶ月程度の治療で回復することもありますが、回復しないことが非常に多く、治療手段がない状況でした。またステロイド内服、点鼻治療は長期に行うと副作用の心配があります。

 

長期にわたって嗅覚障害がある方に、当院では漢方治療を行なってきました。加味逍遙散、香蘇散等の内服治療が中心です。内服治療のみでも回復された患者さんがいます。

 

そして最近、嗅覚刺激療法が注目されています。いわゆるにおいのリハビリ治療です。嗅覚刺激セットを購入していただき、1日2〜3回、においを嗅ぐ練習をします。においの種類は4種類です。身の回りのもののにおいを嗅ぐことでも効果がありますが、嗅覚刺激セットはにおいを感じる部分(レセプター)を満遍なく刺激するように作られています。

 

そこで、当院では漢方治療と嗅覚リハビリを組み合わせた治療を始めました。

嗅覚障害はなかなか治療効果が上がらない、治療の難しい疾患ですが、期待できる治療と考えております。

嗅覚刺激セットは3300円で当院フロアーにある「あすなろ薬局」に常備していただきました。

嗅覚障害(においがしない。)でお悩みの方はぜひご相談いただければ幸いです。

3ヶ月以上続く、
ふわふわ、ふらふらのめまい

あなたは持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)の可能性があります。

【この病気について】
 

最近言われ出した新しい考えのめまいです。

  1. 1か月以上症状が続く慢性のめまいの約4割を占めると言われています。
  2. 耳の病気によるめまい(ぐるぐる回るめまい)や精神疾患とは違う種類の病気と考えられています。
【症状】
 

フワフワ、グラグラなどの症状が毎日あり、次のような場合にひどくなります。

  1. 立ったり歩いたりしたとき
  2. 体を動かしたり、動かされたりしたとき(エレベーター、エスカレーターなど)
  3. 動きのある映像や複雑な模様を見たとき(テレビやパソコンの画面など)
【原因】
 

目や身体からの情報に脳が過剰に反応してバランスが狂うことから起こると考えられています。ストレスや精神的なものが影響していると言われています。

めまい
【診断】
 

まだ決まった検査方がありません。

  1. めまい問診票でこの病気が疑われること。
  2. 耳のめまい、脳からのめまいの検査で異常がないこと。

をもとに総合的に診断します。

【治療】
 
  1. 抗不安薬、漢方薬の内服
    過敏になっている神経を落ち着けるために軽い抗不安薬を使用します。
    不安を落ち着ける作用のある漢方薬を使用します。

診療受付時間

直接来院いただく他に、ホームページ、LINEで順番取りができます。

診療受付時間

日曜日・祝日・お盆休み・お正月休みは休診です。

受診方法

当日に順番まち予約をしていただく形です。
待っている列に並んでいただくイメージです。


  1. 直接来院していただき、順番の札をとっていただく。
  2. ホームページから順番待ちに並ぶ。
  3. ラインで友達追加していただいて順番待ちに並ぶ。

の3つの方法があります。

順番どりは、午前が9時から11時15分まで、午後が14時から16時45分までです。

駅前ふじた耳鼻科

0166-23-4133

旭川市宮下通7丁目 駅前ビル4F

旭川駅前バス停も至近距離です。
駐車場は駅前ビル横の三井のリパーク、旭川宮下パーキング、旭川駅前広場駐車場が最寄りです。ラクラクチケットを発行します。三井のリパークは駐車証明書をお持ちください。
Times タイムズ駐車場はラクラクチケットに対応していません。お気をつけください。