当院の治療・手術をご紹介します
従来の鼓膜の穴を塞ぐ手術(鼓膜形成術)は自分の筋肉の膜をとり、移植する手術で、現在もこの手術が主流です。耳の外の皮膚切開が必要です。
鼓膜再生療法は自分の鼓膜を再生させて鼓膜の穴を塞ぐ新しい治療法です。
大阪市北野病院の金丸眞一先生が開発し、2019年11月に健康保険の適用となりました。私は北野病院の第一回の鼓膜再生療法講習会を受講しました。
外来通院、日帰り、局所麻酔、内視鏡下で手術することができます。
局所麻酔(鼓膜の表面麻酔)をして20分お待ちいただきます。実際の手術時間は20分から30分。全体で1時間程度で終了します。
従来の鼓膜形成術とは違って皮膚切開をする必要はありません。
私は旭川赤十字病院で2020年に一人目の鼓膜再生療法を行い(おそらく北海道初だと思います)、以後35人の患者さんに手術を行い、33人の鼓膜の穴を閉鎖することができました(94%)。穴が残った2人も針穴程度で、聴こえも改善し、耳だれもでていません。
鼓膜形成術を受けた後に鼓膜に穴が残ってしまっている患者さんはこの治療では非常に治りづらいと言われていますが、閉鎖した33人中7人が手術後の患者さんであり、良い成績だと思います。
鼓膜に穴が開いている、耳だれを繰り返している、聞こえが悪い方、ぜひご相談ください。
直接来院いただく他に、ホームページ、LINEで順番取りができます。
日曜日・祝日・お盆休み・お正月休みは休診です。
当日に順番まち予約をしていただく形です。
待っている列に並んでいただくイメージです。
の3つの方法があります。
順番どりは、午前が9時から11時15分まで、午後が14時から16時45分までです。